マークトゥエイン ハックルベリーフィンの冒険

偽の王様と公爵が活躍するくだりとラストが印象的だった。特にラストのブラックさは痛快。かなり長い前フリで持ち上げておいて、一気に落とす、っていう。人種差別なんかなくなるわけないよね、そりゃ。

まあ、ただ全体としてはこの作品はそこまで救いがない感じではない。ハックやジムの描き方なんかにしてもそう。楽天的な面がまだ強い。

後期のペシミスト具合がすさまじいようなので、近々読んでみたい。