2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は夕方から夜にかけて、驚くほど鳩尾部分に緊張を感じた。非常にバランスが崩れている感じがあったので、片山本を再び読み返し対応策を講じ、風呂にゆっくり入って三十分ほど足湯をしたら、非常に身体が楽になった。不思議。

有漏路より 無漏路に帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け (一休)

watarium 南方熊楠展

art

粘菌については時間があれば色々調べてみたい。興味津々。 動物でも植物でもない。分類不可能性。そのあたりはキュビィエVSサンティレールの問題系とつながってきそうな気も。 南方曼陀羅についてはまず、物と物との響きあい、共鳴、「事」を注視すること…

小此木啓吾 自己愛人間

チャップリン ライムライト

カルヴェロ(チャップリン)がバスターキートンと演じる最後のコントシーンの恐ろしいまでのつまらなさ。 「お笑い」がしばしば「芸術」と比べて低い位置におかれ、差別的扱いを受ける事に対する、徹底した反発がこういった悲劇を生むのでしょうか。

河崎実 日本以外全部沈没

原典も原作も参照してないので細かい部分でどこまで原作通りなのか、などはよくわからんかったが、なかなか楽しめた。日本と外国の関係をひっくり返してるだけなんだけど、どう価値観が逆転しているかを細かい部分で上手く表現していたのが見事。締め方が「…

三枝誠 整体的生活術

若干胡散臭い記述が目立つ感じだった。体癖とも微妙に違う彼独自の人間を四種類に分ける分類法も、荒っぽすぎる気がした。全体を通してあまり信用できない感じ。

ようやくエネルギーが外に向きはじめてきた感じがする。結構ここまでが長かった。 サイヤ人のように以前より強い力でバランスがとれるようになっているといいんだが、どうだろう。

色々と煮詰まってきているので、去年の秋以来書くのをやめていた個人的な日記をもう一度書き始めてみようかと。ここ何日かは意識的に時間の使い方を変えてみる、ということを試している。 自分の中では職選びの基準として時間の問題がかなり大きいのだが、こ…

NOFUTURE The Film of sex pistols

ピストルズ結成から解散までを振り返るドキュメンタリー。 下の下がお上に対して反抗し、瞬間的には革命に成功するもすぐに破綻するという流れは、まあよくある話だよなあ、とか考えたり。 シドヴィシャスはかっこ悪いなあと思った。パンク侍はやっぱり殺さ…

橋本治 日本の行く道

新書の射程を明らかに越えた話題について、限られた紙数で語ろうとしているためか、どうにも全体的に焦点がぼやけているというか、細かい部分を省いて流し書きしているような印象を受けた。産業革命以降の現代文明の行き詰まりを打開するためには、その前に…

深作欣二 仁義の墓場

実在したヤクザ石川力夫の生涯を描いた映画。 主人公の転落ぶりは、理解できなくもない感じだった。 どこかで紙一重のところで歯車が狂ってしまえば、自分にしても誰にしても似たような状況に転がり落ちていくことは十分にあり得るだろう。

深作欣二 資金源強奪

70年代のギラギラした生命力が梅宮辰夫、山城新吾あたりからビンビン伝わってきた。テンポや尺がちょうど個人的な好みにあっていた。

九月から年末までの、驚くほど安定した気分が嘘のように、年明け以降、不安に襲われズブズブ泥沼状態に嵌りこむ様な日々が続いた。理由は明らかで、ある種の退行によって完全に逃れ得たと錯覚したあらゆる責任が肩にのしかかって来たということに尽きる。も…

ニコラス・ローグ WALKABOUT

変わった映画。現代人が砂漠に迷い込んで、ひょんなことからアボリジニと共同生活をはじめる。 狩りをする現地人を見て、ちゃんと働こうと思った。

色川武大 離婚

前半三つの短編のアイディア元となっただろう最後の実話ベースの話が、ちょうど昨年末頃の自分の発想とモロにかぶっていて笑えた。僕はアウトローとして生きていくことは絶対に出来ないので時々彼やブコウスキーなんかを読んで空想の世界で追体験する程度に…

マーティン・スコセッシ ニューヨーク・ニューヨーク

ミュージカルは好きになれないかもしれん。

ツァイ・ミンリャン Hole

肌に合わない感じの映画だった。

G.K.チェスタトン 正統とは何か Orthodoxy

ストア派批判の文脈がいまいち納得できなかった。やや彼はストア派の考え方を誤解しているのではないか。とか。 彼の文脈だと、キリスト教の眼目は相反する二つの力を共に極限近くまで高めることで、結果的にギリギリの平衡関係を生み出し、バランスを取るこ…

磯崎憲一郎 肝心の子供

谷崎潤一郎 瘋癲老人日記

茂木 天才との対談みたいな本

町田康との対談部分のみ立ち読み。 イン&アウトの重要性、言葉のダイナミックレンジへの意識、なんかの話が面白かった。あらゆる発想に対して常にその逆を同時に思い浮かべることの重要性を痛感。あらゆるテーゼに対するアンチテーゼを常に頭の片隅に置く、…

小津安二郎 晩春

原節子はかわいいよね。

武富健治 鈴木先生 〜3

吉田先生的に言うと、余生の感覚がある。 様々な狂気のありようを、最終的な地点では客観視しているような、作者のある種の諦めにも似た達観した姿勢を感じる。 あらゆる狂気を飲み込む正気。それがあるからこそ、シビアな問題を描きつつも、ある程度のユー…

金森修 ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか

吉田健一 余生の文学

ユリイカより。痺れた。 孔子は子曰く、 吾十五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。 六十にして耳順う(したがう)。 七十にして、心の欲する所に従って矩を喩えず。ってことで70になってようやく思うままに振舞…

クリント・イーストウッド アウトロー

新年初映画。首長と停戦交渉を結ぶシーンが素晴らしかった。死ではなく、生を選ぶ、っていう。まあ理想論的な部分はあったけど、人種とか性別を超えて共闘するあたりも感動的だった。 驚くほどペイルライダーと細部に似ている部分があったが、そこが逆にいい…

年末年始テレビ

・ダイナマイト、やれんのか秋山戦はよかった。できれば秋山に勝ってほしかったが。それにしても三崎のマイクパフォーマンスは気持ち悪かった。 チェホンマンは一瞬、おっ、と思わせたが瞬殺負け。まあしゃあない。 桜庭船木戦はどうでもいい感じの空気が会…

きのこ 熊楠 記録映画シネセゾン11日

町田康 パンク侍、斬られて候

とにかくすごい小説だ。すごいとしかいえないすごさがあるというのがすごい。みたいな感想を前町田康の初期詩集に対して書いた気がする。うる覚えだが。この本を読んではじめてわかった気がするが、おそらく彼の本はどれも、そういう二極化のヤバさみたいな…