2007-01-01から1年間の記事一覧

斉藤環 文脈病 −ラカン、ベイトソン、マトゥラーナ―

最近の自分に生じていた偏りを正すのには非常に良い本だった。 本書のOS−PSの二項対立図式はすごく使えるなあと思う。 最近の自分に起きた変化はおそらく、パズルのラストピース的人物との対話によるPSの完成―>ある種の全能感の獲得、誇大妄想の激化…

グラインドハウス

・ロバート・ロドリゲス プラネット・テラー ・タランティーノ デス・プルーフ ・予告編三本

今年起きた大きな変化といえば、OSの目覚めによって、学習し、成長することが出来るようになったことと、おそらくそれと密接に関わっているのであろうが、一つの閉鎖系として言語を見られなくなってきている感じがするためか、文章がやや壊れてきている感…

M-1グランプリ07について

個人的には、ポイズンガールバンドが圧倒的に面白かったと思うのですが、最下位でした。あと、千鳥も決して悪くなかったような気がしたのですが、こちらも点数は低かったですね。 まず千鳥について大竹まこと、松本両人が「終盤の展開が盛り上がりに欠ける」…

丹生谷貴志 灰色の全き肯定 ユリイカ青山真治特集号

クリント・イーストウッド ペイルライダー

西部劇への無根拠な?信頼 監督・主演 の意味

カフカ カフカ寓話集

カフカは実は有名になりたくて仕方なかった説が編者によって唱えられていた。 なんとなく当たってる感じがした。 カフカだっせええええええええ でもなんか可愛げが増して見えてきた。彼も人なり。我も人なり。辻仁成。ってかんじ。 「ある学会報告」、「歌…

上野修 スピノザの世界 神あるいは自然

上に書いた文章もスピノザ的な立場からの批判って感じがする。 ようは理性というのはそれを仮に「独立させて取り出せば」こういう構造を持ってますよ、というのをユークリッド幾何学的な閉鎖系論理として提出したのがエチカなんではないか、と思っている。今…

ルチオ・フルチ サングリア

木片で目を串刺しにする名シーンは一応堪能した。終盤は寝てしまった。 ゾンビ一人一人の腐り方に固有性がある感じが、ロメロ作品との目だった違いだったような気がする。ゾンビ一体一体への愛を感じた。

ハーシェル・ゴードン・ルイス She-Devils on Wheels

女性バイカーチーム、マンイーターズを描いた映画。ユニフォームが可愛かったり、女の子達のゆるゆるのおしゃべりが心地よかったり、ギャング的な設定なのに、バイクがやたら遅かったり、敵バイカーチームをボコボコにする場面もじゃれあってるようにしか見…

セルジオ・マルティーノ 「影なき淫獣」

つまらんかった。あんまり好きな部分がなかった。ラストの唐突なバトルシーンは笑ったが。

川合光 はじめての<超ひも理論> 宇宙・力・時間の謎を解く

数式をほとんど使わないで書かれた新書とは言え、今まで勉強したことのない分野でもあったので、正直言って三割ぐらいしか理解できず。 ハイゼンベルクとアインシュタイン、あとホーキングぐらいはそのうち暇なときにでも読みたい。ひも理論に関しては、正直…

思いっきり「文脈病」からの受け売りだけど、「顔について」は面白いテーマだと思うから色々考えたい。荒俣氏のキャラクターとパーソナリティの違い、って話には間違いなくつながるだろうし。整形問題について裏から考えてつなげるともっと面白いだろう。マ…

クロノスとかカイロスとかイーオンとか

クロノス時間、カイロス時間の関係 脱クロノス(半カイロス)ではなく、超クロノス(イーオン時間)を志向するカイロス時間の抑圧によるクロノス時間の全面化=うつ病 とすると、 その逆、つまりカイロス時間の全面化は何を意味するのか。 おそらくはカルト…

小林秀雄がいう、「花の美しさというものは存在しない、美しい花があるだけだ」という言葉は、「意見の不一致」の不可能性を表しているように思える。

斉藤環 文脈病 −ラカン、ベイトソン、マトゥラーナ―

吉田戦車論、リンチ論、高野文子論をつまみ読み。 高野文子論はなかでも出色。感動した。自分が高野文子のどこが好きか、という点が完全に言語化されていたように思う。

エランベルジェ エランベルジェ著作集2より 「「創造の病い」という概念」、「精神療法におけるカイロスの意味―理解と真の解釈の秋」

マイケルズ シニフィアンのかたち (再読)

鈴木先生一巻

中原昌也 「サクセスの秘密」

フロイト 「機知―その無意識との関係―」

今日は、久々に親と口論になり、つい激高してしまった。基本的にもう怒ることはないと思っていたのだが、まだまだ未熟な部分が残っているようだ。 口論のこともあり、「意見の不一致」についてこれまた久々に考えた。マイケルズ本に従うなら、現在は「意見の…

土曜日は昼から麻雀。過去最高の負けっぷりでした。致命的な凡ミスと不運が重なりどうしようもない感じに。固定メンツで戦うとなぜか毎回似た順位になる、というのは結構よくあることのような気がしますが、どうも今回のメンツだと勝てないことが多いです。…

ドゥルーズ KAWADE道の手帖

廣瀬純「サーフィンの世紀(序章)」とブックガイド。

小泉義之 負け組の哲学

「知から信へ」、「無神論者の宗教性」の二編を。

浦沢直樹 MASTERキートン

後藤浩輝 後藤浩輝の戯言

小泉義之 生殖の哲学

ロバート・ロドリゲス エル・マリアッチ

石井輝男 徳川女刑罰史