2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレット・イーストン・エリス アメリカン・サイコ 上

・The Delgados / All You Need Is Hate This was how I broke the best Indifference, overblown with confidence and ignorance It all made sense And then I watched them take the test I believe it’s better to inflict than to attempt relief You a…

ヘルムート・ニュートン White Women

ガーターベルトとハイヒールの使い方が最高。よくわかってらっしゃる。 昼のプールに裸のねーちゃんを組み合わせた一連のシリーズものもよかった。

ラス・メイヤー ヴィクセン

人種差別やイデオロギー闘争に関する描写の驚異的な薄っぺらさとは裏腹に、凄まじいボリューム感を持って迫ってくるヴィクセンの巨乳。そのコントラストが素晴らしい。社会に対するチンケな問題意識なんざヴィクセンのデカパイに押しつぶされてしまえばいい…

立川志の輔 らくごin PARCO 徂徠豆腐 七福神 しじみ売り

・徂徠豆腐 極上の人情噺。泣きかけた。互いに相手の情をしっかりと受け止め、なんとか恩に報いようとする、徂徠と七兵衛の心意気に感動。美しい贈与の連鎖。 ・七福神 新作。ナポレオンズ直伝のマジックを取り入れたサービス精神満点の落語。 おそらく編集…

ウラジミール・ソローキン

ウォルター・ベン・マイケルズ シニフィアンのかたち

猫田道子 うわさのベーコン

プロットもなにもなく、滅茶苦茶な敬語表現が乱発する上、誤字脱字だらけ。でも不思議と作品として妙なまとまりがある感じがおもしろい、タイトルも一切意図的な狙いがないにも関わらず、「アンダルシアの犬」のような雰囲気を醸し出している、とは中条省平…

伊藤俊治 裸体の森へ

平野勝之 由美香

深沢七郎 アラビア協奏曲 闇 

ジョン・バース 尽きの文学 補給の文学

ヴィム・ヴェンダース ベルリン、天使の詩

深沢七郎 をんな曼陀羅 みちのくの人形たち

アーサー・ペン 俺たちに明日はない

1930年代のクライド・バーローとボニー・バーカーの実話を元に描かれた、アメリカン・ニューシネマ第一号作品。 クライドがインポである、というところが非常に引っかかった。彼が銀行強盗を繰り返すのは、ある種男性性の誇示という側面があるのではないかと…

阿佐田哲也 麻雀放浪記 二

相変わらずおもしろすぎ。一気に読んでしまった。一巻に引き続きラスト近くからの怒涛の展開にまさに手に汗にぎって読んだ。 支払いのカタに預かっていた寺の備品を返しても返さなくても金は手に入らないという状況で、それらを全て他の寺に置き去りにすると…

深沢七郎 秘戯 極楽まくらおとし図 刺青菩薩

菊地成孔 歌舞伎町のミッドナイト・フットボール

伊丹十三 お葬式

ここ最近観た映画の中ではベストワンかも。 葬式を巡るドタバタ騒動劇を通して、それ自体何ら本質的な意味を持たないはずの、儀礼やら慣習に振り回される人々のアホらしさが描かれる。その一方でどこかでアホらしいと思いつつも、重箱の隅をつつくような細か…

ロラン・バルト エクリチュールの零度

角川春樹 わが闘争

地震を止めたりUFOを観たりといったトンデモ系エピソードの数々や、女性がらみの豪快すぎる武勇伝も魅力的だったが、編集者としての成功を振り返る部分なんかもなかなか面白かった。素養がまるでないので作品の良し悪しはあまりよくわからんが、俳句が上手い…

阿佐田哲也 麻雀放浪記Ⅰ

麻雀の場面ももちろん迫力充分だったが、とにかく坊や哲をはじめとする、玄人たちの生き様に痺れた。 漫画より圧倒的に面白い。 特にラストのドサ健、達、出目徳、哲の対局場面の、四人それぞれの思惑がぶつかり合う中での緊張感はすさまじかった。

李相日 フラガール

良作。 奇をてらった演出など一切ないが、誰が観ても素直に感動できるような作品となっている。丁寧な演出には好感が持てた。 蒼井優の異常な可愛さと、プライドの高いコーチ役が見事にはまっていた松雪泰子の好演もすばらしい。

パク・チャヌク 親切なクムジャさん

画の雰囲気がいまいち好きになれず。訳もなく妙な撮り方をしているシーンが多く、やや違和感を感じた。 トラウマと復讐の問題という、人間の業に関わる普遍的なテーマがメイン。そういったテーマを好むところは、同じ韓国のキム・ギドクなんかと似た部分を感…

那須博之 美少女プロレス失神10秒前

馬鹿なことを一生懸命やる、という気概がスクリーン全面に溢れかえっていた。こういうエネルギーこそが、最近の邦画に欠けているもんだと思う。傑作。 おそらくかなり練習したんだろう、足四の字やらサソリ固め、コブラツイストにジャイアントスイングまで、…

藤田敏八 八月はエロスの匂い

ひどかった。脚本がめちゃくちゃ杜撰だし、途中から出てくるヒッピー集団が気持ち悪すぎて、途中からは失笑しかできなかった。

福岡伸一 生物と無生物のあいだ

話題の新書。 誰もが言ってることだが、なんといってもこの内容にしてこれだけ読ませるというのは凄い。文章が上手すぎる。地味な実験の連続から刺戟的なロマンが立ち上がってくる様子なんかが、見事な筆致で描かれている。ドーキンスなんかより面白く読めた…

曽根中生 マル秘女郎市場

飲み会の後、ヴェーラにてラスト一本割引で鑑賞。 酔っていたこともあってか、上映途中で何分か寝てしまった。 映画館で上映中に寝てしまったのは、おそらく子供の頃親と観た東映アニメフェア以来、というぐらいに久々のことだった。 酔った状態でロマンポル…

神代辰己 鍵

神代作品にしては撮り方に魅力を感じる場面がやや少なかったように思う。それでも、ほとんどが居間と寝室を中心とした室内の場面で占められる中で、外出した主人公(能の有名な役者さんらしい。たまたま映画館で会った友人の証言によると)が嫁を尾行する場…

唯幻論 プロレス 古武道 性 愛