阿佐田哲也 麻雀放浪記 二

相変わらずおもしろすぎ。一気に読んでしまった。一巻に引き続きラスト近くからの怒涛の展開にまさに手に汗にぎって読んだ。
支払いのカタに預かっていた寺の備品を返しても返さなくても金は手に入らないという状況で、それらを全て他の寺に置き去りにするという仰天の策に出る坊や哲。
もちろん結果的に哲は勝ち分を手に出来なかったわけだが、その代わり勝負に負けた寺の住職達をきっちり負けさせた、これが重要というわけだ。勝負の勝ち負けと金の支払いは別の問題という勝負哲学。さすが。痺れあがった。