2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

月曜 昼休みに登校。授業のグループワーク関連で話し合い。その後四、五限と出る。聖書を流し読み。そろそろ読み終わりそうだ。五限、映画の撮影、編集技法の基礎部分が終了。このあたりの知識は、もう少し早く押さえておけばよかったな、というのが正直な感…

土曜 夕方起きる。卵かけご飯を一杯食べて、読書。滝本誠「映画の乳首、絵画のこむら」よりニコラスローグ「ジェラシー」論を。作品の批評ではなく、作品からインスピレーションを受けて展開していった思考を跡付けるような形で言葉が綴られていく。どんどん…

丹生谷貴志 光の国 あるいは Voyage en Vain

アピチャッポン・ウィーラーセタクン ブリスフリー・ユアーズ

木曜 早稲田松竹に行くはずが寝坊。ゼミに一瞬出て卒論概要を提出の後、友人と合流し大井競馬場へ。ナイター競馬に初挑戦。ダートもはじめてだった。面白い名前の馬に賭ける、という方針で臨んだところ見事全敗。一万近くすった。帰って「光の国」読み。痺れ…

国会図書館の雑誌記事索引で挙がるもの。 http://opac.ndl.go.jp/index.html 1. マニエリスムとバロックの誕生--社会学的視点からの考察 (バロック--との混沌) / Tibor Klaniczay 著 ; 丹生谷 貴志 訳 ユリイカ. 16(3) [1984.03] 2. バロック期ヴェネツィア…

丹生谷貴志 単行本未収録一覧 1982 『チュビズム宣言』 「悲劇の果ての管」 1983 『講座=思考の関数―1 ゲームの臨界』 「神経組織、楽天的な あるいは法の壊乱」 1983 夜想 10 「怪物・東洋・女」 1984 夜想 13 「“魔術的芸術”を巡る覚え書」 1984 ユリイカ…

マノエル・ド・オリベイラ 夜顔

すごく好き。本作のピコリのような老後を過ごしたい。瘋癲老人になるよりは現実味がありそうだし。人生の酸いも甘いも噛み分けきっている感じがたまらなかった。青春だけが人生だと思ったら大間違いだぞ馬鹿野郎! 最後の食事のシーン。何十年もの時を経て再…

ルイス・ブニュエル 昼顔

カトリーヌ・ドヌーヴが綺麗すぎる。衣装もかわいすぎる。夢を絡めてラストシーンと最初のシーンをつなげて円環構造にした、というのも素敵。 女の子に感想を聞きたい感じ。

水曜 「ジェラシー」を観終えたら朝。特に序盤のショットのつなぎ方がとてつもなく奇妙で、ぞくぞくした。ストーリー上の、場面としての連続性ではなくて、似た動きを介して二つのショットをつなげているところなど、特に面白かった。急にわけのわからないタ…

ニコラス・ローグ Nicolas Roeg ジェラシー The Bad Timing

特に序盤のショットのつなぎ方がとてつもなく奇妙で、ぞくぞくした。ストーリー上の、場面としての連続性ではなくて、似た動きを介して二つのショットをつなげているところなど、特に面白かった。急にわけのわからないタイミングで急激に対象に寄ったり、や…

ジョン・ヒューストン マルタの鷹

古典。ウィットに富んだ会話が素敵。ハンフリー・ボガードは流石にかっこよいですね。

ヴェルナー・ヘルツォーク 小人の饗宴

小人達が集まってゲラゲラ笑いながら悪戯を繰り返す。途中で飽きた。

木曜 プレゼンの集まりやらゼミの写真撮影やらがあって昼過ぎに登校。早い時間に登校すると多くの知り合いに会うようで、様々な人達を久々に見た。くっちゃべったあと授業に二つ出て、その後学校近くで五限の授業がらみの実験。視覚や嗅覚を騙したり遮断した…

旧約聖書 福音書

エルンスト・ルビッチ 生きるべきか、死ぬべきか

ナチスをしっかりと笑いきっているという点で、チャップリンの独裁者よりも好きだ。劇団を舞台にしているというあたりは、演技とカルト化の問題を鋭く突いている。

 一部読んだ

前田塁 小説の設計図 第五章 中原昌也「点滅・・・」論 ドゥルーズ 映画を思考する より 廣瀬純 「ひとつの生とオーディオ‐ヴィジュアル:ドゥルーズの《視‐聴覚教育》について」

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー キュスタース小母さんの昇天

月曜 四限、五限と出る。五限は映画の編集技法について。無表情のおっさんの顔をアップで捉えたショットから、棺で眠る女性のショットを挟んで再び最初の顔を捉えたショットに戻る。するとはじめと同じショットであるにも関わらず、どこか悲しげな表情に見え…

池波正太郎 散歩のとき何か食べたくなって

食の歴史日本篇。ということで池波先生の本をはじめて読んでみた。昭和の下町情緒あふれる店を思い入れたっぷりに紹介している。いやーこれはいい。早速とんきは行ったが他の店も色々と巡りたい。池波ツアーやりたい。

ジャン・フランソワ・ルヴェル 美食の文化史 ヨーロッパにおける味覚の変遷

今年は歴史を学ぶ年にしようと思って。 まずは食。フランス人なのでヨーロッパ系の美食文化の文脈、ということで和食や中華などについては一切言及なし。 ギリシャ時代から説き起こしているあたりは骨太感があって実に良い。昔はワインを海水および水で割っ…

先週の日記

月曜 三限に久々に出席し、課題提出。四限、五限と出る。五限は映画の撮影技法の話。案外面白かった。一定数の映画監督において、長廻しに対する強迫的とでもいえるような憧れ、こだわりが見られるのはなぜか、という問題には、僕自身長廻しが非常に好きなの…

アピチャッポン・ウィーラセタクン 真昼の不思議な物体

村人達の証言を集めて、家庭教師と近所の住人、二人の子供を登場人物とする物語を編み上げていく、その過程を撮った実験的といえば実験的な作品。 様々な村人に、物語がどう展開するか、それぞれの案を聞いて行くパートと、実際にその証言を元に物語が展開し…

アピチャッポン・ウィーラセタクン Worldly Desires

30分の短編。映画内映画の撮影風景を撮影する、という体で、スタッフ同士の会話なんかを中心に構成されている。正直あまり楽しめず。

アピチャッポン・ウィーラセタクン トロピカル・マラディ

中島敦「山月記」へのエピグラムからはじまる物語。前半でゲイのカップルが出会い仲良くなっていく様が綴られ、後半ではカップルの片側、兵士のケンがもう一人を追いかけていくと、彼が虎になってしまうという幻想的な展開に。特に後半台詞がほとんどなく森…

橋口亮輔 ぐるりのこと

まず序盤のカナオと翔子が口論する場面がすごくよかった。お得意の長廻しで、些細な夫婦喧嘩の一場面が演じられるんだけど、ちょっとした会話の間であるとか、二人の掛け合いの呼吸なんかが実に絶妙で、クスクス笑いながら観ていた。entaxiかなにかで監督と…

ジャイアント・キリング 1〜5

選手ではなく、監督が主人公のサッカー漫画。急激に曲がったり、ゴールネットを突き破るようなシュート、敵チーム全員を抜き去るドリブルなどの派手な演出こそ無いが、随所に静かな興奮を感じさせてくれる。こういった漫画が広く受け入れられる状況になって…

水上勉 一休

鈴木則文 先天性淫婦

鈴木則文 伊賀野カバ丸

ありえないくだらなさ。 学級委員長のキャラが実に強烈だった。