水曜
「ジェラシー」を観終えたら朝。特に序盤のショットのつなぎ方がとてつもなく奇妙で、ぞくぞくした。ストーリー上の、場面としての連続性ではなくて、似た動きを介して二つのショットをつなげているところなど、特に面白かった。急にわけのわからないタイミングで急激に対象に寄ったり、やたらと鮮やかな赤、青のイメージが盛んに登場してきたのも気になるところだった。あと、主演の女優はコケティッシュな魅力に溢れており実に可愛らしかった。寝る前に渋谷ツタヤにわざわざ行き、返却をすませて帰宅。六時半ぐらいに就寝。二時前に起きる。ピザ食べて日吉へ。

大学の敷地内にある、戦時中に軍隊が使用していた防空壕の見学会に参加。軍隊内の地位によって防空壕内でも、多くの差別化が行なわれていたらしく、一定の役職以上の人間だけが使える水洗トイレがあったり、壕内の壁はほとんどがレンガを積んで組み合わせて造っただけの簡素なものであるのに、司令室の壁の造りだけは名前忘れたが、化粧造?とかいう技法を使って綺麗な感じに設えられていたり、司令官クラスだけが使う作戦室はやたらと豪華な造りだったり、などなど。どこまで行っても人間にはこの種の下らなさがついて回るのだなあということを改めて確信させられた。そもそも戦争が起きる原因もそういった人間のどうしようもなさと分かちがたく結びついているはずだし、それこそ「そういうものだ。」とでも言いたくなってしまう感じ。
終了後は久々にらすたでラーメンを食べた後、日吉の図書館を探索。日吉にしか置いていない本を何冊か借りた。DVDのラインナップがいつの間にやらかなり充実してきているようだった。ファスビンダー、ストローブユイレ、ペドロコスタ、ブレッソンブニュエルあたりの作品が色々と揃っていた。丹生谷先生の「光の国」ブロック1を読んだ。