2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
QJ松本 たけし スタボイ たけし笑いと批評の共通点 第三者的 客観視ロマンポルノ シャワーあびないプログラムピクチャー 上映時間の短さ 撮り捨てられ、観捨てられる映画ならではの魅力
繰り返し何度も出てくる、土方の作業に没頭して無我の境地に達する秋幸の描写が印象的。最も気になったのは、終盤、秋幸のなかで過去の郁男、秀雄、父龍造らと現在の自分が重なり合って感じられだす部分。血の呪縛の強さを感じさせる表現。今日は疲れたので…
なかなかの傑作。今回ヴェーラで観た中では、「わたしのSEX白書」に次いでよかった。 なによりも森下愛子演じる彩子が素晴らしい。魅力的すぎる。不思議ちゃん好きは病気だから差し引かなくてはいかんが、それを抜きにしても素晴らしい。家を出て行ったあと…
中島みゆきの「わかれうた」が流れるところと、最初のシーンの入り方はよかった。 一人で公園の噴水下の、氷が張った池のところに手をやる京子の手のアップから入って、徐々に引いて行って、それから飛び込む、っていう。ラスト近くで徹を見失った京子が、も…
81/2 + みんなー、やってるか! + たけしの挑戦状 とでも言うべきか。ラストの締め方といい、物語化を拒否するような構成といい、画太郎と似てる感じもした。断片化とパロディを中心とする手法で、笑える作品を創るという点で言えば、バーセルミにも似てい…
http://playlog.jp/rhymester/blog/2007-06-06 http://d.hatena.ne.jp/molmot/20070604/p1 完全な失敗作だろう、これは。 一番まずいのは尺。この内容だったら一時間ぐらいでよかったはず。伸ばしても90分が限度だろう。最近短い映画ばかり観ているので多少…
今回のたけしの新作を観て、笑いと批評というのは、非常に親和性が高いものだ、ということに今更ながら気づく。では両者に共通するものはなにか、簡単に言えばそれは対象との距離感である。笑いというのは、どこかで対象との距離感がないと生まれてこない。…
男の世界。 銃撃戦の痺れるような緊張感。 カッコ良すぎる決め台詞。 「何を考えてるか分かるぜ。俺が6発撃ったか、まだ5発かと考えてるんだろ? 実を言うと俺もつい夢中になって数えるの忘れちまったんだ。だがこいつはマグナム.44って言って世界一強力な銃…
汚い大人とイノセントな子供、という対立軸があまりにも明確すぎるのはちとどうかと思ったが、「耳をすませば」にも連なる、観ているだけで死にたくなる要素満載の映画だった。観るに至った流れがよかったため、幸いにも素直に観ることができた。 ダニエルが…
彼の作品ははじめて見た。よく神代には及ばないといった評価を耳にしていたが、まあ概ねその通りだな、という感じ。少々甘ったるすぎるきらいがあった。他のも見てみないとなんとも言えんが、女性に人気があるのはなんとなく納得できる。個人的には断然神代…
さすが神代。レベルが違う。 自転車こそ冒頭にしか出てこないが、主役級に歌を唄わせる演出など、お得意のパターンもいくつか出てきた。 赤線を舞台にそこで働く様々な女達の人生模様を描く、といった感じだが、個々の描き分けが上手い。 とにかく、出てくる…
例によって、執筆当時周囲からの反発が非常に強かったことから来る、仮説をあげるごとに、いちいちそれに対する反論への反論を事細かに述べ立てる書き方なので、読みにくいことこのうえない。 ただ、少したちどまって考えてみるならば、そこに読みにくさを感…
逢坂 みえこ 孤独のグルメ さくらの唄
主人公とストリップ小屋で出会った女が、自室で元彼のアメリカ人の話をするくだりで、「アメリカの人はみんなすぐ精神病になっちゃうのよね」とか言うところが良かった。ロマンポルノはやることやってるからか、青春の悩みなんかがテーマになってても全体の…
エースをねらえ!のエロパロディ。アホすぎ。 原作が東スポの連載ってのもひどい話。
やっぱりデペイズマンで面白さ出すのは一つの定番なんだなーと再確認。はだか野球部とかマヨネーズ柔道部とか。 あと言えるのは、初期作品に比べると哀愁の要素が明らかに減っていること。ほぼゼロになってるかも。
フジテレビで放送されていた深夜番組「第4学区」のトークを書籍化したもの。実際に放送を見たのは、二・三回なので他の回の内容は初見だったが、貴さんの豪快なジェスチャーや、強弱のリズムが絶妙なしゃべり方、古館さんのまさに立て板に水という諺がこれ以…
鉄球でビルが壊されるシーンが挿入されるところ、やたらとあけみの採血シーンを繰り返し映すところ、弟の赤本を踏みつけて誘惑するところ、弟があけみに裸でラーメン作れと強要するところなど、随所に印象的なシーンがあった。 やたらとサイケデリックな音楽…
密室でドン詰まりの状況になって誰もが壊れていくという展開自体にはさして面白味はなかったが、終盤一気にスピードを上げてラストになだれ込んで行く怒涛のような展開は見応えあった。ラジオで山崎ハコ−>松田龍作とかかる中、黒木がキレて全員を次々と殺し…
渋谷にある比較的大きめのちゃんとした漫画喫茶に初めて行った。 日曜の夜というのも関係していたのかもしれんが、二人用の部屋にはカップルが大挙して押し寄せていた。外からは中で何やってるかまでは見えない、絶妙な高さの敷居があることはあるんだが、靴…
図書館のコミックセットでとりあえず半分読んだ。ある程度まとめて通読すると、まるでルールすら知らなかった競艇について一通りの基礎知識が無理なく身につくように書かれている。しかし、だからと言って決して説明臭さを感じさせることはない、という絶妙…
競艇漫画モンキーターンに続く新連載はなんと書道漫画。 これ以上ないほどにマニアックなテーマにも関わらず、驚くほどきっちりとエンターテイメントとして昇華されている。この人はずっとニッチの領域を書き続けるだけで一生食いっぱぐれることはないだろう…
小学生ならではのユーモアの描き方が実に上手い。時折ホロリと来てしまうような、落語の人情噺を思わせるようなストーリーテリングの巧みさも相変わらず。鉄板。
途中一旦ダレるも、最終巻で再びボルテージは最高潮に。ヤケクソとしか思えない露骨すぎるドラゴンボールのパクリでしばらく展開させた後、唐突にZOO一の顔が悟空から画太郎顔に戻り、その後くしゃみが止まらなくなり三週経過、ほどなくして全キャラが爆発し…
前半は陰鬱な雰囲気であまり乗れなかったが、後半はとても良かった。とにかくフェイ・ウォンが抜群に素晴らしかった。神がかってた。 ヌーベルバーグっぽいと言われるのは撮り方と設定の部分なのだろうか。 多用されていた手持ちのズーム映像なんかは、撮影…
スタジオボイス最新号映画特集に載っていた井口昇のエッセイ。これが実にいい事言ってた。 最近の女優には汗とか強烈なニオイを感じさせる人がいないのでは、というテーマ。池玲子様をはじめ昔のポルノ女優にはそれがあった。脱いで当然という覚悟のもと、匂…
アホ過ぎ。 バッファローは所々撮り方が面白いところがあったのでまだ観れたが、これはさすがにきつかった。 ギャロには嫌味にならないキムタクというか、センスのある辻仁成というか、とにかく認めざるを得ないカッコ良さはあるんだが、ここまでされると何…