福岡伸一 生物と無生物のあいだ

話題の新書。
誰もが言ってることだが、なんといってもこの内容にしてこれだけ読ませるというのは凄い。文章が上手すぎる。地味な実験の連続から刺戟的なロマンが立ち上がってくる様子なんかが、見事な筆致で描かれている。ドーキンスなんかより面白く読めた。こういう随筆感に溢れた文章がさらっと書ける理系の研究者の人がもっといると面白いのになーと思ってしまう。