クロノスとかカイロスとかイーオンとか

クロノス時間、カイロス時間の関係
脱クロノス(半カイロス)ではなく、超クロノス(イーオン時間)を志向する

カイロス時間の抑圧によるクロノス時間の全面化=うつ病 とすると、
その逆、つまりカイロス時間の全面化は何を意味するのか。
おそらくはカルト的狂信、と言っておけば大筋では外していない感じがするが、どうだろう。躁状態が常態化した感じとか。それこそ佐世保の事件じゃないが、ああいう問題行動にもつながり得るだろう。そう考えると誇大自己症候群、ってことになるか。

エランベルジェに沿って考えると、まずクロノスの全面化があって、しばらく苦しんで、そこから共感力を利用して上手く脱出、反動としてのカイロスの全面化からも脱すると、スピノザ主義的なアタラクシアに到達する、って流れか。個人的には躁っぽいときは明らかにカイロスの全面化が起きている感じがあるので気をつけねば。段々と上手くコントロールできるようになってきてはいるが。

菊地さんの言っていたところをなんとなくまとめると、
精神の健康を保っている人はたいがい、クロノス、カイロスを相互に行き来して生活しているのだろうが、それだといくらカイロスにフォーカスしたところで、江戸趣味とか中沢新一だと縄文趣味、みたいなところに着地してしまう。そうではなくて生成する時間、イーオン時間を生きることを志向する、とさらに面白く生きられるって感じか。
ただ正直イーオン時間についてはよくわからんなあ。今のところ。ポリリズムがキー、ってことは、いかに多くのシステムを矛盾と共に同時に引き受けるか、ってあたりか。違う気もするけど。
調和してないようでゲシュタルトが崩れてない、ってのは下方倍音なんたら論で説明できるのだろうか。そのへんは超ひも理論とか、ドゥルーズ廣瀬純とかの、スピノザ由来の(?)一元論と根は同じ、って感じがする。勘だけど。

あと、ブエノスアイレスは面白そうだな。地球の真裏(もっとも遠いもの)がむしろもっとも内側にある、近い、外密!みたいなノリだろうけど。嬉しそうにアルゼンチンはラカン派が多い、って言ってたのはそういうことだろう。