年末年始テレビ

・ダイナマイト、やれんのか

秋山戦はよかった。できれば秋山に勝ってほしかったが。それにしても三崎のマイクパフォーマンスは気持ち悪かった。
チェホンマンは一瞬、おっ、と思わせたが瞬殺負け。まあしゃあない。
桜庭船木戦はどうでもいい感じの空気が会場にも充満していたように見えてしまった。テレビで観てただけだが。歓声の小ささが、なんとも。桜庭は本当にヒクソンとやるのだろうか。正直観たいかと言われても微妙だ。
武蔵対芸人、ボビー対サップ、ズール対ミノワマンあたりの流れが、ほとんどハッスルと見分けがつかない感じで、なんというかダイナマイトって、やたらこういう見世物小屋的なイメージで押してくるよなあ、とか思った。

・ハッスル

最初に時間稼ぎで放送されていたケンゾーと和泉もとやの試合が一番面白かった。あの試合を機に悪い方に流れが加速しちゃったのかなあと思う。もともとハッスルはあんま好きじゃなかったが。
ただケンゾーのあの試合だけはすごかった。完璧だった。エンタメ路線を貫くならもうちょいWWEのいい要素をパクってノウハウ確立したほうがいいんじゃなかろうか。タジリなんかもいまいち輝いてなくてかわいそうだし。

・今日日テレでやってたローマ特集の特番 「ローマ人の物語」?

いわゆる塩野七生史観の妥当性、ってのはどの程度のもんなんだろうか。知っている人がいたらご教示願いたいもんだ。暴君ネロのくだりなんか特に面白かったけど、どこまでが真実なのかは若干気になるところだった。というか、実際には真実かどうか、というより、番組の構成が明らかに塩野史観マンセーな感じだったことが気になった、というほうが正しいか。

なんというか、司馬遼太郎が大好きな人達が同じような理由で推していそうな感じがどうにも気になって、塩野さんの本は全く読んだことがないのだが、マルクスアウレリウスの巻ぐらいは読んでみようかな、とも思う。ただやっぱ、小説なんだから、彼女の史観を事実であるかのように放送するのはいかんと思うのだが、どうだろう。
まあ正史なんてもんは、あってないようなもんだ、ってのも確かなんだが、だからと言って一面的に塩野史観で染めるのはまずいと思う。