茂木 天才との対談みたいな本

町田康との対談部分のみ立ち読み。
イン&アウトの重要性、言葉のダイナミックレンジへの意識、なんかの話が面白かった。あらゆる発想に対して常にその逆を同時に思い浮かべることの重要性を痛感。あらゆるテーゼに対するアンチテーゼを常に頭の片隅に置く、ということがすなわちパンクなのかもしれない。Aと反Aを同時に発想することで、止揚を防ぐ感じが、パンク侍終盤のすさまじい振れ幅に繋がってくるのかも。レイヴ・ロックフェス批判の文脈に出てきたような、ブチ上げ(躁)<=>チルアウト(鬱)の安易な往復への危機意識というか。