9日
昼過ぎに起きる。学校の図書館で借りた本の内数冊が、返却期限9日だったため、仕方なく登校。たまたま会った友人とだべったり、5限に出たりで時間を使ってしまう。文芸座に行くか迷うも、だるくなってやめる。花田本から興味のある部分を適当につまみ読みして八時過ぎに帰路に。北区後はサッカーを二試合。

まず、日本対UAE。高いポゼッションとは裏腹に、ほとんど恐さを感じさせない攻撃に終始。サイドの高い位置までは効率よく球を運べるんだが、そこからがどうにも。一対一でガンガン勝負できる人材がいないのと、中の人数が揃っていないのが問題。サイドから攻める際、中に一、二枚、それもどっちも小兵、という条件で決定的チャンスを作るには、よっぽど完璧にサイドを崩さないといけなくなる。対アジアでは相手が引いてくる場合がほとんどなので、いくらボールを支配していても、当然そんな場面は一試合に数回しか訪れない。そりゃ点は入らんわなあ。この現状をなんとか打開するには、せめて一人は長身選手を使うか、もしくは、とにかく前線は小さい人しか使わない、というなら、それはもう、とにかくクロスに対して飛び込んでいく人数を増やすしかないだろう。それには、きちんと守備のタスクをこなしつつも、チャンス時には四人、五人とエリア内に突っ込んでいくぐらいの運動量が必要になる。前四人はもちろんのことボランチにはいる選手がどれだけ激しいアップダウンに耐えられるか、が重要になるはず。長谷部を使うなら長谷部、もしくは稲本あたりが鍵か。今の感じだと、どうもアジアカップあたりの頃に逆戻りしてしまっている感じだ。

二試合目は、CLレアル対ゼニト。ゼニトの決定力不足とカシジャスの好守もありレアルが勝利するも、内容ではゼニトが圧倒。特にリズムを握った時間帯での、一気呵成に相手陣内に次々と選手が飛び込んでくる、迫力ある攻撃には目を見張るものがあった。結構色々な人が言っていることだと思うが、ここのサッカーやユーロでのロシアのサッカーが、今後日本代表が目指すべき方向性を良く示しているような気がする。サイドを起点に、とにかく走る量で圧倒する攻撃サッカーを実現するには、中盤の人選を考え直す必要もあるような気がする。川崎の谷口や、清水の枝村など、得点力が高く、運動量の多い中盤の選手や、京都の佐藤勇人、広島の柏木あたりは試す価値があるだろうし、使っていかないと駄目だと思う。俊輔と遠藤を同時に使うと、どうしてもテンポが遅くなってしまうので、最終的には、彼らのうちどちらかを選択する形をとったほうがいいだろう。