二時過ぎに起きる。遅めの昼食。しばらくして学校へ。雑誌を借りたり、本を返したり、たまたま会った美女とお茶したり。夜は新宿ピットインへ。親戚がライブをやっていたので、家族と観に行った。非常にかっこよろしかった。

家に着いた後、最終予選日本対ウズベキスタンを観た。ひどい試合。チャンスすらほとんど作れず。小さいFWしか使っていないくせに前線にハイクロスをやたらと入れたりするのは、ギャグでやっているようにしか見えなかった。アホか。相手が引いてくると、玉田や大久保のスピードを生かして裏を狙うわけにもいかないので、とりあえずポスト当ててサイド、という攻めしかないんだが、二人ともポストはさほど得意ではないのですぐ潰されるし、香川は下手糞だし、内田は上手いけど毎試合必ず二、三回は不用意な軽いプレーするし、これは予選突破すら危ういのでは。ロシアのサッカーを真似したいなら、阿部を中盤の底で使ってどんどん前に飛び出させたりとか、サイドでもうちょい足の速いドリブラー使うとかせんと、どうにもならんだろう。一番点を取りそうなのはトゥーリオさんというのは、いくらなんでも悲しすぎる。

夜中には友人に借りたnu3号の、宇川・菊地対談を読んだ。宇川氏は前から面白いとは思っていたが、ここまでとは。めちゃくちゃな跳躍力で、芸能ネタから現代美術まで、どんどん好き勝手横断しつつ話を展開させていく。マイクロオフィスには一度ぐらいせめて行っておくべきだったと激しく後悔。最高のサウンドシステムで梨本勝トークライブを開催していた、とか凄すぎる。あとはyoutubeで何見たか、という話になったときに、国歌斉唱で検索かけたら、和田アキ子をはじめとする大物が歌ってる動画が次々引っかかって、それを、それこそ苔の蒸すまで堪能しました。とか言ってたのもめちゃ笑った。人口台風と人口地震を起こす作品に是非触れてみたかったところだ。あとは、同封の小冊子nu4号で短いインタビューに答えて、「アゲていこう」と言うのは下品、といっていたのには非常に膝を打った。なんやかんやで、とてもディーセンシーのある人だな、と思う。この単語は、宇川氏の対談で出てきたのではなくて、次の日に読んだ大江ヴォネガット対談に出てきたものだったが、そんなことはどうでもよくて、とにかく、行ききった人は皆一様にある種の倫理を獲得している、という思いをさらに強くした。