田中登 発禁本「美人乱舞」より 責める!

多彩な陵辱シーンの連続には唸らされた。百花繚乱という感じ。
責められているときの宮下順子の表情があまりにも魅力的で、驚いた。別にそんなに好きな女優さんではなかった(「赤い髪の女」なんかの彼女はあまり好きではなかったし)のだが、なんとも。踵を地面につけば髪が引っ張られ、踵を浮かせばつま先立ちになり足に負担が、という責め方は面白そうだった。

この手の作品を観る度に思うことだが、つくづく着物はエロいな、と思う。以前伊藤深水かなんかの美人画を見たときに、手のチラリズムについて考えたことがあった。やはり露出が少なければ少ないで、いくらでも興奮のポイントを探し出せるのが人間というもんである。着物がはだけて鎖骨のラインが露になる時や、複雑に編み上げた髪が乱れる時がたまらない。