カフカ 断食芸人 流刑地にて 判決 掟の門 喩えについて

最初の四つはまさにカフカ節、という感じ。悪く言えばワンパターンとも言えるが。
特に断食芸人は妙なユーモアがあってよかった。まあ長編のが面白いな、という感じもしたのも確かだが。喩えについて、はわずか二ページながらなかなかのもんだった。超越的なもんに決して辿り着けない、っていうカフカ作品の根幹をなす発想が短い中にも見えた。