23日
昼前に起きる。うどんを食べて大学へ。学園祭。ステージ上で大阪のアピールをさせられている後輩女子の姿をしばし拝み、なんだか恥ずかしい気分になる。去年あまりの安さに感動して十冊以上本を買ってしまった、古書サークルのブースを今年も訪ねる。収穫はそれほどなかったが、白水社から出ている、「現代フランス幻想小説」というアンソロジー本と、ムージルのデビュー作あたりが安く買えたのはよかった。前者は10円だったが、マンティアルグなんかが入っており、特にいい買い物だった。あとはまあしばらくは読まないだろうが、10円だったので、金井美恵子のエッセイ、カズオ・イシグロの長編なんかも買った。ちなみに去年は植草甚一を三冊とR.Dレイン一冊が十円だった。それに比べるとやや落ちる感じだった。誰か似た趣味の先客がいたのかもしれない。

なぜか高校の友達がメンバーに入っていた落研で「うどん屋」を見た。それから、ロシア喫茶で、先輩一人、後輩三人、別の後輩の母親二人、という奇妙な面子でロシアンティーを飲みつつ、老眼の話で盛り上がるなどしているうちに時間は過ぎていき、その他数人の久々に会う先輩などと少し話してから、最後に友人のブースで豚汁を買って暖まり帰宅した。夕食の後、「YOGA」を観て感動。インドには行かないといけないな、と改めて。樫村氏についてネットの記事を調べていて見つけた
那須日記」http://d.hatena.ne.jp/nasu-jun/というブログをまとめて読んだ。
中村和義の「ゲルニカ」についての書き込みが面白かった。この人は古谷さんの言い方だと完全に幽霊系なんだろう、と思う。自分とは全く異なる方向性だけど、とても好きな考え方をする人だ。