2006-09-26から1日間の記事一覧

石井輝男 『無頼平野』

1995年作品。年とって成長したのか、珍しく脚本にあまり破綻が見られなかったが、逆にそれが仇となってしまったのではないだろうか。ベタな台詞に何の説得力も与えられない支離滅裂なストーリー展開は彼の一つの味だったのに。ダラダラ何の変哲もないストー…

牧口雄二 『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』

掛け値なしの大傑作。とんでもないもんを観てしまったという感じ。 約70分という短い時間の中に、エログロB級映画的な魅力と、芸術性が非常に高いレベルで共存していた。個人的にはこの映画のバカさと芸術性のバランス感覚は完璧だと思う。男に騙され逃れた…