救いようのないバカ二人の珍道中を描いたバカ映画。 小学生レベルの下ネタやら、常人の理解をはるかに超えたバカすぎる行動の数々が、怒涛の勢いで繰り出される。久々に腹が痛くなるほど嗤った。そう、嗤ったのだ。 全体の非常に明るいトーンからつい見逃し…

ブコウスキーの処女長編。郵便局時代の生活を自伝風に綴っている。少年時代について書いた「くそったれ！少年時代」（Ham on Rye）と、郵便局を辞めて小説を書き始めて以降の時代について書いた「詩人と女たち」との中間に位置する作品。本作を含めて自伝三…

「利己的な遺伝子」にも出てきたような社会性昆虫の無性ワーカーのような存在が、人間界に現れたらどうなるか、という着想がまず面白いし、それを広げていくのも上手い。周囲の人間の陰謀やら、人間と無性人間の対立やら。完全版ということで、雑誌連載時と…