2007-10-19から1日間の記事一覧

おおひなたごう「俺に血まなこグレートREMIX」「遺伝子レベル剣」

なんというか、独自の味がある人だと思う。個人的には波長がかなり合うので大好き。現役のギャグ漫画家では、趣味にあうという意味では一番かも。この人は、テレビばっか観てる優しい人、って感じがする。優しい笑いは大好き。寝る前に読むのにいい。

天久聖一「お前」

ぼーっとしてるときの頭の中で渦巻いているものをそのまま漫画にしてしまった感じ。 圧巻。この人は、常に作品として成立するギリギリのラインで勝負している感じがする。

苫米地英人「ドクター苫米地の新・福音書」

後半だけ読んだ。ゲーデルのどこが間違っていたか、という議論には、膝を打った。 キリスト教文化圏に住んだ事がないのでよくわからないが、ゲーデルほど頭のいい人でさえ、神の存在をどこかで信じていた、というのは、なんというか現代日本に住む身としては…

柳澤健「1976年のアントニオ猪木」

良書。ルポ的なアプローチで書かれていながらも、ミスター高橋本や、佐山・ターザンの本(未読)のような、ひたすらプロレスの価値を貶めるだけの私怨に満ち満ちた暴露本の類とは、一線を画するものに仕上がっていると思う。読み始めると止まらなくなり、一…

吉田戦車・川崎ぶら「たのもしき日本語」

吉田戦車、川崎ぶらの二人が、毎回様々な日本語について(主に一般名詞と形容詞)、辞書的な意味に必ずしも一致しない、語のもつ微妙なニュアンスにこそ最大の注意を払いながら、ユーモラスに検討していく一冊。二人の言語感覚の鋭さには驚かされた。辞書的…