ファスビンダー 「何故R氏は発作的に人を殺したか?」

昨日に引き続きアテネ・フランセにて鑑賞。ラスト殺人に至ってしまうまでの主人公の心理的な動きを、淡々と描いていた。「出稼ぎ野郎」に引き続き、仕事や金と家族への愛情のバランスがとれず苦悩する人々を題材としていたが、こちらは正直全く楽しめなかった。楽しませようと思ってつくってるわけじゃないんだろうが、個人的にはやはりある程度はエンタテイメント性がないときつい。正直。

殺人に至る動機となり得るようなシーンがないので、ラストの殺人の唐突さが際立つ、ということなんだろうが、とにかくだるかった。ラストテレビからスタンドバイミーが流れている、という演出はよかった。すごい違和感あって。