神代辰巳 「アフリカの光」 「恋人たちは濡れた」
下北沢にて鑑賞。
・アフリカの光
ショーケンと田中邦衛がキャラ立ちしまくっていた。とんでもなかった。ショーケンがかっこよすぎ。とりあえず意味もなくそのへんの奴殴るし、自転車を店の中に突っ込ませるし、千円札でオナニーするし。もう敵いません。途中から田中邦衛とやおいっぽいノリになってきて、邦衛を駅弁状態でかついだまま銭湯行くとこもツボだった。なぜか銭湯では田中邦衛が全力でクロールしだしたり。最高。桃井かおり先生も神がかってた。ひょっとしたら、本作のショーケンはブコウスキーを越えてるかもしれん。惚れた。
手持ちカメラ特有の手ブレが効果的だった、とか言ってみたいもんだが、正直そこまでカメラの良さはわからんかった。結構長い移動のあるシーンを、手持ちカメラを駆使した長回しでワンカットでつないでるところとかは面白かった気がしたけど、実際そんなシーンなかったかも。
アオカンを目撃してちょっかい出す主人公。その後ろに海。聴こえてくるのは波の音と喘ぎ声。引きのカメラが良かった。全体的に。
アオカンカップルの女の方の不思議ちゃん具合がツボだった。
なんといっても最も素晴らしかったのは、ラスト近く、カップルと三人で馬跳びリレーしつつ、一周ごとに女が一枚脱いでいき、最終的に彼氏とのアオカンに至るシーン。
引きのカメラでの長回し。一枚ずつ脱いでくところが、なんとも、もう、ね。