サマリア キム・ギドク

韓国映画。プロットはなかなかおもしろかったが、そこまで突き抜けるようなもんはなかった。韓国で援助交際をテーマに撮る、というのはなかなかすごいことなのかもしれんが。そうでもないのかな。若い世代でも儒教の影響がでかいんだろうとか考えるのは、日本人に対してハラキリとかフジヤマとか言うのと変わらんような気もするし。

途中までは親友同士の女の子が中心で、少女マンガチックな展開が続くが、中盤以降は完全に娘が援助交際しているということを知って苦悩する父が中心となってくる。このあたりはやはり家族に対する考え方が日本と多少違うのかなと思わされたが、実際どうなのかは謎。