ハムレット シェイクスピア

四大悲劇の一つ。普遍性を持った物語ではあると思う、確かに。欲深い愚かな人間たちの蛮行、復讐に継ぐ復讐、止まらない悪意の連鎖。人間心理を巧みに描いた悲劇として、結末に至るまでの流れは、プロップ的な意味でソープオペラにも脈々と受け継がれるものがあるんじゃなかろうか。シェイクスピア作品をネタ元にした作品はそれこそ現代に至るまで星の数ほどあるんだろうが、それは細かい描写うんぬんの魅力というよりは、要はプロップ的な意味での普遍性があるっちゅうことなんじゃないか、とふと思った。否定のしようがない類のベタさというか。