落ち目のロックシンガーの悲哀を内田裕也主演で描いた作品。80年代の作品になると、正直やや神代の勢いが落ちている印象が否めない。７３〜７５年ぐらいがピークなのかな。おそらく。新宿のＬＯＦＴで内田裕也がライブしてるシーンはどれもカッコよかったが、神代ならではというもんではなかったし。ジムモリソンよろしくステージ上でオナニーしだすのもイマイチだった。内田に振り回される女二人がいつの間にかレズ仲になってる、ってのもそこまでだった。ドサまわりの営業で「与作」歌ってる最中にキレて大喧嘩になるとこぐらいだった。ツボだったのは。
