ウディアレン マッチポイント

百戦錬磨のウディアレンだけのことはあって、例によって脚本がしっかりしており、よく出来た話だった。しかし、この映画のキモはと言われれば、なによりもスカーレットヨハンソンのビッチぶりに尽きる。アップで見るとあんまりかわいくないんだが、雰囲気のエロさがやばかった。彼女のオーラのおかげでストーリーの説得力がかなり増していたように思う。

イギリスで撮ったことで何が変わったのか、なんてことは別に彼の映画全部観てるわけでもないのでよくわからんかった。まあ主人公の設定(ロンドンに引っ越してきたアイルランド人)は、異邦人としてのウディ自身の寄る辺なさと重ね合わせてる部分はあるんだろうけど。