園子温 俺が園子温だ!

デビュー作。三十分ちょい。すごい。自意識がフィルムに焼き付いている。
彼の苛立ちが見ているこちらに痛いほど伝わってくる。
カメラ持って走るところや、髪の毛を剃るところなんか、すごくいい。
ラスト、今このときにカメラを回していたという行為だけが残るんだ、と何度か繰り返すところは、鳥肌ものだった。