エリック・ロメール 愛の昼下がり

男一人女二人の三角関係を巧みに描く。浮気相手のほうに行きかけるが何とか踏みとどまって、最終的には嫁を選んでハッピーエンド、というお話。どこかで聞いた事がある話だったので必要以上に胸に沁みるもんがあった。浮気相手の気まぐれ悪女ぶりが映画の肝だったにも関わらず、浮気相手役の女優が全く好みのタイプではなく、むしろ嫁役のほうが数倍タイプだったのが唯一悔やまれるところ。
これぞおフランス映画という感じの、きざったらしい会話もさほど気にならなかった。年を取って経験を積んで、いよいよフランス映画を楽しめるようになってきたようだ。いいのか悪いのかわからんが。