魯迅 狂人日記 阿Q正伝

体制批判の側面はもちろんあるんだが、なんとも形容しがたいユーモアのセンスにむしろ魅かれた。国が違えば笑いのニュアンスが変わってくると言うのは当たり前のことなんだが、なんやかんやでアメリカ、イギリス、フランスあたりの笑いは、普段日常的に触れる事がなくもないので、完全には理解できずとも、なんとなく雰囲気は感じ取れる気がする。一方、中国の笑いのセンスに対しては、自分としては個人的にはほとんど参照項がないため、全く免疫がない。それが吉と出たのかもしれないが、とにかく面白くてしかたなかった。ある種ジャジャンクーの映画に感じた妙なユーモアのセンスと似ている部分があるかも。あとはあんま観たことないがアホな感じのアクション映画のノリとか。タンメンはねえ!みたいな。
ハゲ、ハゲやたらと言うところとか、明らかにいらんはずなのに、面白い。中国のユーモアについては引き続き注目していきたい。