フォークダンス 自縛4

1図書館
図書館で騒ぐ気の狂った子供の描写が中心。場所の性質上思い切ったツッコミがし辛いという問題を逆手にとるような演出があるかと思ったんだが、あまりそういった感じはせず。いまいち。中盤からは画像の調子が悪く全部見れてないのでなんともいえんけど。

2平成どぐされ劇団
売れない旅館を巡るドタバタを描いたコント。裏返しやズラし以上にナンセンスな要素、特に意味不明な動きに焦点が当てられていた。わけわからん踊りを複数人で同時にピッタリあわせて踊ることで笑いを生んだり、言葉遊びと動きを絡めてきたり。難易度設定高めだけのことはあるな、という感じ。ただ、ちょっと長すぎだった。さすがに似たパターンで三十分近くは飽きる。

3キャンプ野郎なりに・・・
ネタの大半がナンセンス極まりない会話と派手なだけでまるでわけのわからん踊りで占められている、というかなり無茶なネタだった。アバンギャルドすぎて流石にやや置いて行かれた。趣味ではないが凄いネタというのは理解できる、って感じ。

ネタ間スキット
常識人講座と題したハウトゥー番組という設定で、滅茶苦茶なテーマについて正しい対処法を探っていく、という映像作品。テーマは中島らもが言う所のデペイズマン、いわゆるミシンと蝙蝠傘的なナンセンスな組み合わせからシュールレアリスティックな魅力を引き出していた。信号待ちにおける笑い方、大人へのもたれ方、100メートル走におけるシャクレ方、危篤時の前歯の見せ方、緊急時のイメチェンの仕方、緑黄色野菜への飛び込み方、社内での引きずられ方、パンとシャチの見分け方、絵描きの回し方、後藤の振り回し方、などなど。中でも一番笑ったのが、待ち合わせにおけるメバルの振り方。こうして列挙してみると改めてセンスの凄まじさがわかる。さすが。あと最初の目の開け方、ってのもよかった。導入とハズシを兼ねている。見事。

趣味の問題かもしれないが一ネタあたりの時間は20分ぐらいがベストなんじゃなかろうか。同パターンをある程度連続で見てしまうと、それがいかに斬新なズラし方やひっくり返し方、はたまた完全なフレームからの外しであったとしても、どうしても「慣れ」てくる部分がある、ってのを考慮に入れると。