高田純次論序説

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突如として高田純次に猛烈な興味が涌いて来た。発端はなんだったのかまるで思い出せないのだが、たまたまネット中にこのサイトにたどり着き、発言をあさっている内、ある瞬間、高田純次的発想の重要性に一瞬にして気づいたのだ。まるで禅僧が悟りを開いたときのように、突如雷鳴のようにその認識に襲われた私は、すぐに発言集を最後まで読み終えた。その予感は確信へと変わっていった。

「適当」の一言でくくられる高田の思想の凄味は、ようするに完全なる俺ルールの徹底と言葉への疑いの徹底、これなのだ。高田的世界では一切の道徳・法・社会に対する意識がどこかに飛んでいってしまっているし、言葉は上っ面のみで滑り続けるだけで、なんら意味を持たない。「君、27歳なの。あっそうじゃあ25歳よりは上で30歳よりは若いぐらいだね」とか「僕の身長は時間によって変わるんだよ。短いときは90センチぐらい」をはじめとするわけのわからん身長がらみの発言とか、もう滅茶苦茶な世界。これは何かに似ている。そう、禅の公案である。

人の話は聞かない、社会的ルールは無視、とくると寺にこもって修行してる根暗修行僧のようだが、彼は無類の女好きでもある。その点を鑑みるならば、彼と最も近い人物と言えるのは一休宗純禅師、一休さんである。


一休さん高田純次を目標に日々精進していきたいもんである。


関係ないが接続詞の使いかたをもう少し何とかしたい。論理がうまく流れていかないのは接続詞の使い方が下手だからだ。間違いなく。