マゾッホ 醜の美学

SMがらみの描写は少な目だが、非常におもしろかった。
女性を好きになるかどうかに、その女性が理知的かどうかなどという問題は、あんまり関係ない、というかため息の出るような美しさを持っていれば内面がどうとかそんな野暮なことには関心が向かない、といった美に対する崇拝意識が感じられた。