モネ展

微妙な色のグラデーションを使って、光の当たり具合による見え方の違いを表現していた、霧や雪の描き方が印象的だった。
光の表現はモネが生涯を通して最もこだわった部分であるらしく、代表的作品である睡蓮シリーズや点描で書かれた風景画などに実験精神が見られる、らしい。
点描で書かれた一連の作品は、間近で細かい部分に目を凝らして見たときと、少し離れた位置から全体を見たときの印象がかなり違ったことに驚かされた。遠くから全体を見るときの視覚に訴えかけて奥行きや陰影を感じさせるように書かれているからだろうか。