イマヌエル・カント 啓蒙とはなにか

フーコーとかフロイトの訳や解説などをされている中山元氏による新訳。定訳で悟性と訳されている部分を理性と訳していたのかな。元々カントなんぞ全く読んだ事ないんでわからんけど、そういう訳出の仕方は以前からの読者を混乱させるんじゃないのかな、とか思った。20ページぐらいのごく短い文章だったが、話としては至極真っ当な感じ。議論は好きにしてよいが、従え。っていう君主はいたらいいなあ、確かに。まあ今の日本では絶対無理だけど。