ヤーコブ・フォン・ユクスキュル 生物から見た世界

エーテル云々はまあしょうがないから詠み飛ばすとして、他の部分は示唆に富みまクリスティーで、とても面白く読んだ。ダニを見る目が変った。暇があればそのうちローレンツとかも読もうかなあ。しばらくは無理としても。
この本の認識に立った上で、岸田秀先生の「人間は本能の壊れた動物でR」という名言について改めて考えると、色々と広がりが出るかなあ、と思った。
言葉というものをどこまで信用するか、というあたりで。どこかの腐れ新聞社のように、「言葉のチカラ」を盲目的に信じることは絶対に避けつつも、ある程度の範囲では信じていかないと、色々と立ち行かないなあ、とか。