ゴーゴリ 狂人日記

色川先生の同名長編のほうが面白かった気がする。
壊れ方がリアルに書かれているとは思うが、それだけというか。フリーメイソン云々のくだりなんか、すごい笑えたけど、笑えるように書きすぎという感じもした。若干不謹慎寄りなんじゃねえか、とか。
読んでいて、町田康の「パンク侍」に出てくる狂った偽教祖の描写を思い出した。