2006-09-28から1日間の記事一覧

ショーペンハウエル 「読書について」

読書とは他人に自分の代わりに考えてもらうことなのであって、一日中読書ばかりすることは、自分で物事を考える力を衰えさせる、という指摘は確かに一理あると思う。「書を捨てよ、街に出よう」ではないが、バランスが大事だということだろう。インプットと…

高橋源一郎 「君が代は千代に八千代に」

短編集。「あだると」ぐらいからバクシーシ、カンパニー的なアングラAVのような雰囲気が作品中に出てくることが多くなっているな、と感じる。この短編集とか、「恋愛と性交に関するいくつかの物語」とか。「性」に関する容易には言語化できない、相反する…