2006-10-14から1日間の記事一覧

こうの史代 『夕凪の街 桜の国』

広島出身の作者が、原爆を真正面からテーマとして扱った作品。 被爆したものの即死を免れた主人公の女性が、自分が生き残ってしまったことにある種の罪悪感を抱えつつも、やがて愛する男を見つけ、幸せを手に入れる。しかしその直後被爆の影響で体調が悪化、…

業田良家 ゴーダ哲学堂 空気人形

上手い。

志村貴子 ぼくは、おんなのこ

短編集。どの作品もそれなりに読ませるが、ある朝目覚めたら、全ての人間の性別が逆転していた、という設定の表題作「ぼくは、おんなのこ」が中でも出色の出来。ジェンダーの問題について色々考えさせられる設定としては、両性具有であるとか、無性、第三の…