2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

竹洞哲也 舞う指は誰と踊る

竹洞哲也 短距離TOBI-UO

福島聡 空飛ぶアオイ

田中康夫 いまどき真っ当な料理店

中上健次 岬

梅雨のせいもあってか、最近気分が優れない日々が続いている。文章力をあげるために具体的に必要なポイントを列挙しておく接続詞の使い方 比喩の技術 語彙英作文に関しては誇張でもなんでもなく中学生レベルなのでそろそろ本腰入れたい。さすがに。

サム・ペキンパー ワイルド・バンチ

とにかく痺れっぱなしだった。 仲間は最大限に大事にするが、いざという時は涙をのんで裏切る、それがアウトローの美学。麻雀放浪記もそうだけど、とにかくカッコ良すぎる。パイク、ソーントン等の哀愁漂う表情もよかった。銃撃戦シーンも大迫力。名作。

グリム童話 白雪姫

発表用に読んだ。以下メモ。 シンデレラなどと同様、類話が存在するらしい。また、初版、現在流通しているもの、ディズニー版、ではそれぞれ微妙な違いがある。 現在主に流通しているバージョンhttp://www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42308_17916.html…

バーセルミ 雪白姫

発表のため再読。改めてアカデミックな観点から論じるようなもんじゃねえな、と再確認して苦笑い。 それに対する批評をあらかじめ想定して皮肉るような断片なんかもあって、それを批評するとかもはやなんのこっちゃという感じ。頭がこんがらがってしまう。思…

アウトサイダー・アート

どこまでフラットな視点で見れるか、というのが凄く大事だと思う。 カルト映画なんかにも言えることだが、作品に触れる際に、あまりにも作品のカルト性とか作者の狂気といった面にコミットしすぎるのは良くない気がする。とは言ってもなかなか難しいんだけど…

ブレット・イーストン・エリス アメリカン・サイコ下

ドストエフスキー「地下生活者の手記」の現代版とでも言うべき作品。 高度情報資本主義、消費社会の闇の部分を徹底的に露悪的に描き切っている。 読んでいてこれほど不愉快になる作品は久々。 露骨に表面性を強調した文体を用いていて、その上メタフィクショ…

園子温 うつせみ

映画「息をつめて走り抜けろ」を撮る過程を撮った映画。とは言っても、単純なドキュメンタリーではなくて、「息をつめて〜」の映像を中心に、その裏でのリハーサル風景や、アラーキーによるオーディションを兼ねた撮影会の模様や、衣装を担当したデザイナー…

アメリカンサイコ的な閉塞状況からいかに抜け出すか 人間関係なんかにしても言えることだが、ひたすらあらゆる「表現」「作品」を消費していく状況が続く中で、個々の作品に対する無関心、不感症に陥らないために必要なのは陶酔力なんだと思う。憂鬱と官能、…

ギリーは首ったけ

ファレリー兄弟製作。これで彼等の関わった作品はあらかた観たのかな。 さえない男が人のいい障害者の助けを借りて美女と結ばれる、というおなじみの展開。 勧善懲悪。人情噺。気分が落ち込んでいるときに観るにはこれほどふさわしい映画は他にない。 障害者…

デヴィッド・リンチ ワイルド・アット・ハート

いい時期に観た。今の気分にピッタリはまった。最高。とにかく狂気とどう付き合っていくか、ってことだと思う。 もし将来結婚することがあったら結婚式のあとで二人でこの映画を観ながらセックスしたいと思う。最近の作品に比べると筋がカッチリしている感じ…