2008-09-18から1日間の記事一覧

中原昌也 続エーガ界に捧ぐ

連載でチェックしているかぎりでは、ちょっとひどいなあと思うことがままあるのだが、まとめて読むと、やはり、映画に対する真摯さが伝わってくる。ただ、例によって真面目に書いていない回のほうが圧倒的に読み物として面白い。そのあたりが才能ということ…

世田谷美術館 アウトサイダー・アート展 〜11・30http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection.html

妄撮

当然のように、すっぱだがより数段興奮するわけだ。人間は本能の壊れた動物でR。ということで、しょうがないよね。

吉高由里子 吉高由里子のあいうえお

この娘は、持ってますね、なにかを。見れば一目瞭然。

叶恭子 叶恭子の知のジュエリー12ヵ月

読んですぐに想起したのは、マルクス・アウレリウス・アントニウス師匠の「自省録」。恭子さんは現代によみがえったストア派哲学者。性的放縦や金銭への執着は、出自・来歴ゆえの症候として、ある種仕方のないものとして受け入れつつ、ほぼ完璧な自己イメー…

志村正雄 神秘主義とアメリカ文学 自然・虚心・共感

アメリカ文学を神秘主義的視点から考察した本。 まず、日本人の宗教観や、民族性(アニミズム的な要素、甘えの構造云々の話、出口なおがらみの逸話)なんかから、いわゆる日本的な神秘主義と、アメリカ発の神秘主義との相性の良さが分析される。そこから後は…

宮台真司 絶望 断念 福音 映画

つまみ読み。アカルイミライ、マグノリアあたりについての言及はまあ参考にならんこともなかったが、本人の中高生時代の回想とか、どうでもいい部分も多かった。 サイファ実践編というコンセプトに尽きるというか、別に映画批評の本ではく、映画をダシにサイ…

これから読まないとな本 予定

エマソン 自然論 (ソロー、ジョナサン・エドワーズも暇なら) スピノザ 神学・政治論 と 上野修の入門書 エッセンスなんたらのほう ゲーテ 親和力 色彩論 鈴木大拙 日本的霊性 志村正雄ら編 反知性文学の伝統 花田清輝 アヴァンギャルド芸術 復興期の精神 …

12日 結局徹夜。朝からゼミ合宿。河口湖へ。電車で行ったところ四千円以上かかってしまう。完全に失敗。昼頃河口湖着。ペンションへ移動。夕方から発表開始。結構力作ぞろいで刺激的だった。自分がアルモドバルの映画を結構好きだった事を思い出したり。自…

黒沢清 アカルイミライ

五、六年ぶりに再見。当時はなんかカッコいいなと思った程度だった記憶があるが、今回は泣いた。中でも浅野父役の藤竜也の説教シーンと、お前らを赦す、という感動的な宣言と共にオダギリジョーと熱い抱擁をかわすシーンはすごかった。めっちゃ泣いた。あと…

黒沢清 ニンゲン合格

めちゃめちゃ泣いた。後半はほとんど泣きっぱなし。 ネタバレ。まず全体を通して撮り方がおもしろ杉。 どのシーンでも、モノと人を置く位置を相当計算しているな、というのが非常によくわかり、長廻しでだらだら台詞の応酬がある間でも、画面のあらゆる情報…