バランスについて

バランスがとれていれば、所謂幸福と言われる状態が常に持続する。もちろん完璧なバランスを取ることは不可能なので、完璧な幸福状態にいるというのもまた不可能なのだが、まあ微分でいうと極限というか、ギリギリそれに近いところまではいけるだろう。

病気とか老いとかはそのうちいくら避けてもやってくるもんなので、避けてもしょうがないというか、その中で違ったバランスをとっていくしかないんだろう。個人的には痛いのは好きじゃないから痛い系の病気にはかかりたくないが、まあそれもどうなるかはわからん。

若いうちはあと何回か、感情があるレベルを超えることもあるかもしれない。そうなったら転移関係に入ってしまうので、愛憎感情は避けられないが、まあそれも人間味があってよかったなあ、と後からなつかしく振り返ればいいことであって、なるようにしかならんのかな。

無理して人を好きになることも無意味だし、感情を抑えつけすぎるのも同じように無意味だ。

この言い方は村上春樹臭くて笑えるな。痛い女の子がだませそうだ。だまさないけど。

転移関係に入ってしまうと、バランスを取るのはかなり難しくなるのだが、今度そうなったら、なんらかの創造物を通してバランスを回復する、という方法を試してみたい。バランスを崩すエネルギーが大きければそれなりに面白いものが創れる気はする。バランスをあえて崩れたままにする、というのも面白いかも。胸の痛みを楽しむというか。うわー俺食欲全くねえじゃんやべえよこれ結構おもしれえ、みたいな。ただ、自分の過去を振り返ってみると、女性を含め、人に手が出ることがままあったので、それだけは今後は避けたいもんだ。好きな女をひっぱたくのはすごく人間臭くて見る分には好きなんだけど、もう自分でやるのはやめたい。結婚したら、夫婦で取っ組み合いの喧嘩して、そこからなし崩し的にまぐわいに突入する流れは一度は体験してみたいが。「監督ばんざい!」の昭和映画パートで出てきたような感じの。

「らくだ」をまつまでもなく、人に迷惑をかけるのは必ずしも悪いことではないのは当たり前なのだが(これがわからない奴が多くて困る)、自分はもう一生分ぐらい周りの人に迷惑をかけてしまっているので、これからはその分を返していかないといかんな、と思っている。

バランスの取り方としては、個人的には頭で考える段階はもう終わったので、これからは身体を鍛える必要がある。姿勢、左右のバランスは特に悪いので早く直したい。呼吸法と姿勢がとりあえず確立できれば、大分頭で考えるときの考え方も変わって来るだろう。というか、身体を鍛えた分だけ、脳を使える率が上がる。今の身体ではまだそこまでたいした文章は書けないが、整体・合気道・サッカー・筋トレあたりを定期的にこなして代謝と筋力もあげていけば、文章も変わって来る気がする。そういったことが書いてあるかもしれないので、文体の臭みは無視して、村上春樹のマラソン本を読んでみようかな、と思う。