ロマン・ポランスキー 反撥

度を越えた男性恐怖から狂気へと至るドヌーヴの演出は、あまりにもあからさまなほどに、シャワーカーテンシンドローム丸出し。ドヌー部部長としては、彼女の美しい御姿をスクリーンで拝見できただけでも何もいうことはないのだが、正直言って主演がドヌーヴじゃなかったら最後まで寝ずに観れたかわからないような作品だった。ポランスキーは初めて観たのだが、あんまり趣味じゃないのかも。

序盤、洗面所でドヌーヴが足を洗うシーンはフェティッシュな魅力に溢れかえっており、素晴らしかった。あの辺りの場面だけをyoutubeで観れば、映画全部を観なくてもよかったのではないか、というような見事なシーンだった。