2006-03-03から1日間の記事一覧

空飛ぶモンティパイソン1−1

観ながらずっと、映画版より全然笑えるなあと思っていたが、一つには時間の問題も関係あるかもしれない。映画は二本とも100分近くあった気がするが、こちらは一回につき三十分。そのぐらいの尺がちょうどいい、というだけのことかもしれない。個々のネタ…

 ブルーベルベット リンチ

笑える。デニスホッパー演じる悪役フランクの一挙手一投足がいちいちツボ。 バタイユ「眼球譚」や早見純の漫画を彷彿とさせる変態描写もよかった。 意外にもそれほど難解なストーリーではなかったが、不条理な展開や意味不明な映像が一瞬挟まるところとかは…

チベットのモーツァルト 中沢新一

リズムに合わせて自由自在に楽器を奏でるかのように放屁する、「曲屁」と呼ばれる江戸時代の見世物について記号論を用いて分析した、「視覚のカタストロフ」が素晴らしい。違う意味で。 中沢氏によれば、曲屁のほんとうの面白さはスカトロ的なものではなく、…