2006-07-04から1日間の記事一覧

虹の彼方に 高橋源一郎

初期の作品はキレがあっていい。まさに自由闊達という感じ。極めて真っ当なメタフィクションなんだが、飽きずに読める。ユーモアのセンスもいいし。初期の方が詩的な側面が強かった気がする。全部読んだわけじゃないのでなんともいえんけど。本作で言うと、…

四畳半襖の裏張り 黒薔薇昇天  神代辰巳

四畳半襖の裏張り 完璧。若い見習いの子が膣圧を鍛えるためにアソコに生卵挟んで雑巾がけするところとか、徴兵されちゃう男の早漏ぶりとか、金持ちが子分に、首つるとき女の気持ちよさがわかるっていう迷信がホントかどうか試させるところとか、最高のシーン…

その男、凶暴につき 北野武

初監督作品。脚本は担当していないものの、微妙な間や暴力描写など、随所に他のたけし映画に通ずるような部分があった。逃げている犯人を轢いちゃうシーンとか、ヤクの売人をトイレで脅すシーンなんかがとくに素晴らしかった。ラストは完全に蛇足だった気が…

さよなら、さよなら、ハリウッド ウディアレン

相変わらずという感じ。こういう肩に力のはいっていない感じの喜劇映画ならいくらでも撮れるんだろう、この人は。オチはいくらなんでもそれは無しだろうという気がしたが。