2006-11-07から1日間の記事一覧

ドストエフスキー 地下室の手記

これも修行の一環で。ドストエフスキーはあまり読んでなくて、これ以外だと「罪と罰」ぐらい。集中力がないからか、長い小説があまり好きではないので、カラマーゾフなんかもいまだに敬遠している。そんなことはどうでもよくて、この小説なんだが、主人公の…

ゲーテ 若きウェルテルの悩み

修行のために読んだ。思ったより身につまされた、という時点で、まだまだ思いのほかロマンティックラブイデオロギーに意識が汚染されているんだな、と気づいた。 心理的によくないスパイラルにはまっていく部分なんかは、よくわかるが、自分が同じ状況だった…

ビートたけし 詩集 僕は馬鹿になった。

ビートたけし名義で発表された詩集。ブコウスキーに似てるな、と思いつつ読んでいたら、そういえばたけしが彼の作品の帯文書いてたな、ということを思い出した。センチメンタリズムがちょっとだけ覗く、という匙加減が絶妙だ、やはり。うじうじしてるだけで…

中島らも 牛乳時代

らも氏オリジナルの新作落語17本を集めた本。 他の本でいくつか読んだコントの台本と、これらを見る限り、彼はかなり理詰めでネタを作っているような気がする。だからネタがかなりモンティ・パイソンに似てるんだろう。 理論は完璧なんだけど、インテリ臭…