2006-12-14から1日間の記事一覧

ブローティガン 東京日記

他の詩集に比べると見るべきものはほとんどなかった。心に引っかかるようなフレーズもなかったし。サイードなんぞ読んだことないし読む気もしないが、やはりオリエンタリズムの問題はあるんだな、と再確認。禅と芭蕉が好き、とか言っててもこんなもん、って…

舞城王太郎 暗闇の中で子供

時代の空気を非常にうまく掬い取っている、ということになるんだろうか、やはり。どの作品も古谷実近作との近さを感じる、というあたりも含めて。 十年、二十年後にこれを読んだ若い世代の読者は、今の自分がW村上に対して感じるようななんとも言いがたい違…

ダイナマイト関西

第4回から第八回までの問題と回答を活字に起こして編集した本。 まさに、シンプルイズベストという感じ。 余計な設定が全て削ぎ落とされているから、純粋に笑いのセンスだけが問われる戦いになっている。 ただ、第七、八回ぐらいになってくると、回数を重ね…