ダイナマイト関西

第4回から第八回までの問題と回答を活字に起こして編集した本。
まさに、シンプルイズベストという感じ。
余計な設定が全て削ぎ落とされているから、純粋に笑いのセンスだけが問われる戦いになっている。
ただ、第七、八回ぐらいになってくると、回数を重ねてきたから仕方ないことなんだろうが、徐々に捻り過ぎのお題が増えてきている感じがしたのは残念だった。

当たり前のことだが、大喜利において、お題はかなり重要な意味を持つ。
聞くところによると、ダイナマイト関西では、出場芸人がそれぞれお題をいくつか持ち寄り、そこから作家さんたちがチェックして選抜する、という方法を用いているらしい。お題の方向がかぶらないように、常連の芸人達が気を使った結果、じょじょに捻り過ぎの問題が増えてきているんだろうが、そんなことをするくらいなら、多少方向性がかぶっても、おもしろい回答につなげやすいお題を選んでいって欲しい。

第六回には倉本美津瑠が出ていた。長年松本とコンビを組んでいるだけのことはあって、さすがとしか言いようがない回答を連発していた。