本のタイトルをのぞけば非常に良い本だと思った。 工場のグラビアは実に素晴らしい。個人的に最も琴線に触れるのは、夜の工場で、様々な太さのパイプが複雑に絡み合って稠密している部分がライトに照らされている光景。痺れる。 誰かがすでにやっていそうだ…

ブックオフでたまたま見つけた、モンスーンvol.4を立ち読み。 かなりヒップホップに特化した作り。ボスとshingo02のインタビューに、スチャあにの写真コーナー、グラフィティっぽいページも多数。特集はビックリマンシール。グラフィティ文化を通過したユー…

ＳＦマガジン ヴォネガット追悼特集号ＮＨＫ「鶴瓶の家族に乾杯」をたまたま観た。鶴瓶が出向いた先の地元住民と絡むのをひたすら映しているだけの番組なんだが、めちゃめちゃ面白かった。鶴瓶の持つ磁力には改めて驚かされた。彼の人柄がなせる技なんだろう…

典型的な日本人好きするタイプの話。かなりベタ。労働に対する発想なんかは時代がかっていて今観るとちょっときつい部分もあった。後半主人公が死んだ後のお通夜の場面で、参列者の証言から、彼が生前狂ったように打ち込んだ公園建築の案件について事後的に…

ハードボイルドものをロマンポルノの枠内で無理矢理撮ろうとしたらかなり奇形的な作品になってしまった、という感じだろうか。 女と寝ているところに敵が押し入ってくる瞬間から場面が転換して、そこからしばらく続く主人公の夢の場面が印象的。ドアを開けた…

推理小説と銘打たれてはいるものの、上下巻通して大半が正木博士の論文の体裁をとったパートで、正直言って読み物としてのおもしろさには欠ける部分があった。また、しきりに前代未聞の、などといった大風呂敷を広げるような表現が乱発される割に、さほど大…

百人一首を今更読み始めた。 後朝ってのは実にいい言葉。日常生活で使っていきたいもんだ。