2007-11-30から1日間の記事一覧

宇野邦一 ドゥルーズ 流動の哲学

これで日本人の書いたドゥルーズ入門書をとりあえず三冊読んだことになるわけですが、この本が一番アカデミックな感じでした。いい意味で言えば正統派なんでしょうが、真面目すぎるというか、用語はやたらと難解なものを使用している割に、発想の飛躍力が足…

ジミー・ウォング 片腕カンフー対空飛ぶギロチン

香港のどうしようもないハイブリッド感が満載というか、とにかく突っ込む気力すら失せるような謎展開のオンパレード。明らかにインド人じゃないヨガの使い手の手は、いかんとも形容しがたいほど中途半端に伸びるし、ギロチンは片腕なだけで誰でも殺すから、…

クエンティン・タランティーノ ジャッキー・ブラウン

タランティーノは日本的な要素の消化の仕方が気に入らなかったりで、あまり好きな監督ではないのだが、「ジャッキーブラウン」は非常にツボにはまった。実に面白かった。金を通じてしか信頼関係が築けないところとか、いかにもアメリカ的な、疑心暗鬼と恐怖…