2008-08-08から1日間の記事一覧

官能のプログラム・ピクチュア ロマンポルノ1971〜1982全映画

資料性の高さだけでも、一冊家に置いておきたい、という思いに駆られる。なにしろ全作品を網羅しているわけだから、凄い。インタビューなどももう少し充実していればなおよかった。

ナン・ゴールディン

全然良さがわからない。

細江英公 写真集

土方がらみの写真は実に良い。時代。

8月1日 午後から渋谷へ。サーク特集で、「風と共に散る」を。この監督の演出はまさにプロの職人芸、という感じがする。人間誰しもが持つ業の深さを見事に描き出しているので、通俗的な、ある程度先が読めてしまうような展開であっても、観客は誰もが、各登…

ダグラス・サーク 風と共に散る

この監督の演出はまさにプロの職人芸、という感じがする。人間誰しもが持つ業の深さを見事に描き出しているので、通俗的な、ある程度先が読めてしまうような展開であっても、観客は誰もが、各登場人物に対して強く感情移入せざるを得ない。男女間のありがち…

福満しげゆき 僕の小規模な失敗

これでもある程度突き放して書いているんだろうとは思うが、それでもまだ少し、自分語りの距離感がベタベタしすぎている気がした。まあ個人的な好みの問題になってしまうんだろうが、似たような作風だったら、桜玉吉氏の一連の作品の方が、もう少しからっと…

スコット・フィッツジェラルド 崩壊 The Crack-Up

彼が精神異常をきたしていた時期に雑誌に連載されていた記事、「崩壊」、「取り扱い注意」、「貼り合せ」の三篇をつまみ読み。いずれもかなり強く神経症的な要素を感じた。その中で気になったのは、丹生谷氏が「光の国」で引用していた、友人の女性からの励…

木村元彦 オシムの言葉

読んでいる間感動しっぱなし。四ヶ所ぐらいで泣きかけた。 あのオシム独特のユーモア感覚が、各民族が互いを蔑視しあう、泥沼の内戦状態と密接な関わりを持っていた、という事実がなによりまず泣ける。オシムが親日家になったのは、もしかすると日本のユーモ…

フィリップ・K・ディック 聖なる侵入

ちょっとひどいなあ、というのが正直な感想。「ヴァリス」はギリギリ読み物としての面白さが残っていたが、本作は完全にディックの個人的な妄想を形にしただけなので、彼の神秘体験の内実を知る以外に、全く楽しめるポイントがないのが、さすがにいただけな…

美術展 夏〜http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/recommend/index-j.html 上野 フェルメール 〜12.14http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_d206.html 銀座、高円寺 ダダカン展 9.8〜27http://www.syabi.com/details/america.html#part1 写美 …